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風俗習慣

英国の民族衣装は何ですか?

イングランド

イングランドは民話と伝承に富んだ国ですが、明確な民族衣装はありません。最も有名な民族衣装はモリス・ダンス(Morris dance)の衣装です。それらは夏季に、かつて大地のめざめ(the awakening of the earth)に関連する儀式的・呪術的意味を持っていた民族舞踊を踊っている多くの村で見ることができます。

衣装はチームによって異なりますが、基本的には白いズボン、白いシャツ、すねにつけるベルの当てもの、リボンと花で飾ったフェルト製またはワラ製のハットで構成されています。ベルとリボンは害悪を追い払い、豊作をもたらすと言われています。モリス・ダンスは元は男性だけの踊りでしたが、今では女性ダンサーを含むチームもあります。

スコットランド

たぶん英国で最も有名な民族衣装は特有のタータン模様のついたスコットランド・キルトでしょう。このキルトは長いウールの布地で、両端部以外にプリーツがついています。キルトは腰に巻いて、背面にプリーツを寄せ、前面で両端を交差させてピンで止めます。

当初のタータン模様は各織工が各々のデザインを作ったことから始まりましたが、次第に地域を現すようになり、ついには各氏族や家族を表現するようになりました。スコットランドの各氏族や家族がそれぞれ、異なる色からなる特有のタータン模様を持っており、パースシャーのスコットランド・タータン世界登録によって公式タータン登記簿が維持されています。連絡先は次の通りです:

The Scottish Tartans World Register, Keith and Elizabeth Lumsden, The Glack, Dunkeld, Perth, PH8 0ER, Scotland
Tel and Fax:+44 (0) 1350 728849
E-mail:info@tartans.scotland.net
Website:www.tartans.scotland.net

キルトはスコットランドの氏族の成員やスコットランド連隊が着用しているスコットランド山岳地方の伝統衣装の一部をなしています。キルトのほか、格子縞またはタータン模様の肩掛けを一方の肩にかけ、ヤギ皮の小袋(スポーラン)をキルトの前面に着けます。時には、キルトの代わりにタータン・ズボン(トルーズ)をはくことがあります。
スコットランドでは女性は特有の民族衣装をもっていませんが、衣類にタータン布地が広く使用されており、キルトも着ます。

ウェールズ

ウェールズの民族衣装は18世紀と19世紀の農民の服装が基になっています。ウェールズは地理的に英国の他の地方から孤立していたので、ウェールズの服装には衣装と布地の独特の特徴の多くが他の地方で消えてなくなった後も長い間残っていました。

スコットランドと違って、ウェールズの特有の民族衣装は女性が着用していたもので、長いガウン(betgwn)またはスカートを、ペティコート(pais ― よく用いられる色は緋色)と一緒に着用します。さらに、三角形になるように斜めに折り畳んだショールを両肩にかけ、一方の角を背中に垂らし、他の2つの角を前面でピンで止めます。エプロンが広く使用されていて、時には簡単なもの、時にはカラフルな刺しゅうを施したものが着用されていました。

この衣装の最も特徴的な部分は山高の黒色の「ウェルシュ・ハット」ないし「ビーバー・ハット」でした。これは18世紀末にフランスで生まれたと考えられています。この帽子は頂が高く、円筒形または円錐形をしており、つばが広く、通常、シルクまたはちりめんのバンドが飾りとしてついていました。

北アイルランド

初期のアイルランドの服装は、ゲール人と古代ノルウェー人の衣装に基づいており、男性はチェックのトルーズ(ぴったりしたタータン・ズボン)を、縁飾りのついたクローク(マント)または短い上着(チューニック)と一緒に着用し、女性は短いチューニックと縁飾りのついたクローク(マント)を着ていました。このスタイルの服装は、16世紀には、特徴的なアイルランドの服装を規制し、イングランドへの併合に対するアイルランド人の抵抗を抑えるために制定された節倹法のもとで禁止されていました。特に、縁飾りのついたクロークの着用は禁止され、トルーズやサフラン色の衣類の着用も同様に禁止されていました(サフラン・イエローはアイルランドの衣装の重要な特徴でした)。

今日、北アイルランドには、民族衣装を着る強い伝統は残っていませんが、民族音楽や民族舞踊は非常に盛んです。

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