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  • 08:27 25 Nov 2009
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風俗習慣

英国人は伝統上の祝日や宗教上の祝日をどのように祝うのでしょうか?

クリスマス・デー

英国ではクリスマス・デー(クリスマスの日)は家族と一緒に家で過ごすのが一般的であり、家族とそのきずなを祝う日と見なされています。かなり早くから準備を始め、クリスマス・カードを送ったり、飾りつけをしたクリスマス・ツリーを家の中の目立つところに置いたりします。クリスマス・ツリーは今ではしっかり定着した伝統になっていますが、これはビクトリア女王の夫君プリンス・アルバートが1840年に母国のドイツからこの習慣を採り入れ、その後に普及したものです。

冬にも葉がなくならない常緑樹で家を飾る家庭もあります。玄関ドアにホリー(ヒイラギの枝葉と実)の花輪を、室内にホリーやツタ、モミの枝葉の花輪を飾ります。ヤドリギの小枝の束を戸口の上に飾ることがよくあります。― その下を通るカップルはキスをしなければならないとされています! この日には、甘いミンスパイ、豪華なクリスマスケーキやクリスマスプディングなど、伝統的な食べ物が用意されます。人それぞれに自分の好みの作り方がありますが、いずれもスパイス、ナッツ、ドライフルーツ、ブランデーをたっぷり使います。

プレゼントを買って、包装し、クリスマス・イブにクリスマスツリーの下に置くのが伝統です。クリスマスは非宗教的休日であると同時に宗教上の祝日であり、多くの家族がクリスマス・イブに教会での夜半の礼拝に出席したり、クリスマスの朝に教会でクリスマスを祝います。

クリスマス・イブには、子供たちは期待でわくわくしながら、ファーザー・クリスマスにプレゼントを入れてもらえるように暖炉のまわりやベッドのすそにストッキング(古いソックス、あるいは、たくさんほしい場合には、もっと大きな枕カバー)をぶらさげておきます。英国のファーザー・クリスマス(サンタクロース)は1653年の木版画に伝統的な赤と白の衣装を着た姿で初めて記録されていますが、トナカイのそりに乗ってやって来て煙突から下りて子供たちのストッキングにプレゼントを詰めるというサンタの物語は米国で生まれたものです。

クリスマスの日には、ほとんどすべての人が午後早い時間にクリスマス・ディナーを始めます。ロースト・ターキーを食べるのが伝統ですが、ガチョウやロースト・ビーフの方を好む家庭もあります。ターキーに続いて、熱々のクリスマス・プディングがテーブルに出されます。プディングにブランデーを注いで、火を付けます。ディナーの後は、散歩に出かけたり、ゲームをしたり、プレゼントを開けたり、TVを見たりしてみんながのんびりと過ごします。

ボクシング・デー

ボクシング・デー(クリスマスの贈物日)(12月26日)は、使用人や配達人に「クリスマス・ボックス」(1年間の仕事に対する感謝の意を込めて渡すご祝儀)を贈る日なので、このように呼ばれます。

ボクシング・デーは、伝統的に、家族や友人を訪ね、祝宴を楽しむ時であり、サッカーの試合やその他のスポーツ競技の日として人気があります。

この日は公休日ですから、商店や銀行は閉まっています。近年では、クリスマスにもらったお金を使いたくて待ちきれない買物客を当て込んで、伝統を破ってボクシング・デーに店を開ける商店も増えています。

新年

新年はしばしばパーティで始まります。― 家で家族や友人と一緒に、あるいは地元のパブやクラブに集まって。お祭り騒ぎは大晦日の夕方から始まり、深夜にかけて盛り上がっていきます。真夜中の鐘を合図にいっせいに歓声をあげ、警笛を鳴らし、口笛を吹き、キスし、乾杯します。

言い伝えによれば、元旦に最初に家の入口の敷居をまたいだ人によって来るべき1年にその家庭にもたらされる幸運が決まります。これは「元旦の初客の訪問」(First Footing)として知られています。特にスコットランドとイングランド北部では、12月 31日の深夜に、「元旦の初客」(first footers)(伝統的に、背が高く、色が黒く、ハンサムな男の人)が敷居をまたいで新年の幸運を運んできます。元旦の初客は通常、石炭1 個、パン1斤、ウィスキー1びんを持ってきます。家に入ると、彼は石炭をストーブの上にのせ、パンをテーブルの上に置き、家長のグラスにウィスキーを注がなければなりません。通常、誰にも話しかけず、誰からも話しかけられずにこれらのすべてを行い、その後でみんなに「新年おめでとう」(A Happy New Year)と言います。彼はもちろん、家の正面玄関から入り、裏口から出ていかなければなりません。

ウェールズでは、最初の真夜中の鐘が鳴ると旧年が出ていくように裏口を開けます。それから「幸運が出ていかないように」ドアを閉め、最後の真夜中の鐘が鳴ると正面玄関から新年を迎え入れます。

スコットランドでは、新年は依然として年間のすべての祝祭行事の中で最大の行事です。
「ホグマネイ」(Hogmanay)(大晦日の祝い)と呼ばれ(いまだかつてこの言葉の意味が満足に定義されたことはありません)、夕方から飲んで陽気に騒ぎ、真夜中の鐘でお祭り騒ぎが頂点に達します。エディンバラのトロン・カークやグラスゴーのジョージ・スクウェアには大勢の人々が集まり、人々と腕を組み、「オールド・ラング・ザイン」(Auld Lang Syne)(ほたるの光)を歌って新年を迎えます。

ハロウィーン

ハロウィーン(万聖節の前夜)(10月31日)と魔女・幽霊との関連づけは、ケルト族の「大晦日の夜」― 幽霊が地上を歩きまわり、魔女が出ると言われた夜― に由来しています。魔女と超自然的存在の話は今も英国全土に残っており、この夜には、子供たちの集団がお化けのような仮装をし、ハロウィーンのちょうちんを持って、町を歩き回ります― このちょうちんはカボチャの中身をくり抜いて、片面にお化けのような顔を彫り、中にろうそくを灯らせて光を放つようにしたものです。近年、「トリック・オア・トリーティング」(ごちそうしてくれなきゃ、いたずらだ)と言って菓子や果物をねだる習慣が人気を集めています。我々は一般にこの習慣をアメリカと関連づけていますが、この習慣は元はイングランドで始まったもので、子供たちがいたずらをしても叱られない「無法の夜」を宣言した「いたずらの夜」(通常、メーデーの前夜またはハロウィーン)が起源です。

ハロウィーン・パーティー(通常、子供のためのパーティ)では、アップル・ボビングのようなゲームが行われます。これは、リンゴを水に浮かべるか、ひもに吊るして、両手を頭の後ろにまわし、歯だけでリンゴをつかもうとするゲームです。

イースター

イースター(復活祭)の日は、春分の日に祭りが行われるサクソン族の春の女神「イーアスター」(Eostre)にちなんで名づけられたものです。イースターは今ではキリストの復活を祝うキリスト教会の春の祭りとなっています。教会カレンダーに基づいて、3 月22日から4月25日までの間のある日曜日がイースターの日になります。

伝統的に、イースター・エッグ(鶏卵に彩色して飾りをつけたり、チョコレートで作ったイースターの飾り卵)が新生活と春の到来を象徴するプレゼントとして贈られます。イースター・マンデー(復活祭の翌日の月曜日)には英国北部では卵ころがし大会が行われます。これは固くゆでた卵を斜面にころがす競技で、優勝者は各地域のルールに従って異なり、最も遠くまでころがした人、最も多くの卵が割れずに残った人、あるいは 2本の杭の間にうまく卵を通した人など、さまざまです。ランカシャー州プレストンのアベンハム・パークで行われている卵ころがし大会が最も有名です。

イースター・パレードもイースターの伝統の一部で、伝統的に春の花とリボンで飾ったイースター・ボンネットやイースター・ハットをかぶって参加します。

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