気候変動委員会:政府の進展具合に関する報告 (2009/10/19)
気候変動委員会は、カーボン・バジェットに関する政府の進展具合について、国会に初の年次報告書を発表しました。「カーボン・バジェットの達成 - 大きな変革の必要性(Meeting Carbon Budgets - the need for step change)」というこの報告書は、下記の点に関する政府のこれまでの進展の概略を述べています。
- 排出の削減
- カーボン・バジェットを達成する上での、景気後退と信用収縮の掛かり合い
さらに、報告書は排出削減指標を定めています。これは進展具合を判断し、政策の詳細な分析を提供するために使われるものです。この政策は、発電、建物、産業界、熱、運輸などから排出される温室効果ガスを削減するために求められているものです。
カーボン・バジェットの達成に向けた、英国の進展に関する初の年次報告書を、英国政府は歓迎しています。気候変動委員会が求めている大きな変革は、移行計画の中で既に具体化されており、現在のカーボン・バジェットを達成するために必要なものであると報告書が正しく確認している排出削減は、移行計画の実行を通じて達成されることになります。コペンハーゲンにおける野心的な国際合意に鑑みて、バジェットはさらに厳しくなるであろうと、政府は春に述べました。
エネルギー・気候変動省のスポークスマンは次のように語りました。「カーボン・バジェットを達成するために大きな変革が必要であるということを政府は認識しており、だからこそそれを達成するために移行計画をスタートさせたのです。私たちは2020年の目標に向けて順調に進んでおり、すでに1990年比で21%の排出削減を果たしています。しかし、私たちはこれで満足しているわけではなく、再生可能エネルギー、原子力、クリーンな石炭、エネルギーのスマートな利用、全国的な低炭素への移行などをもたらす積極的な措置に焦点をあてています。」
また、市場介入について、エド・ミリバンド大臣は次のように述べました。「低炭素エネルギー計画を達成するために、戦略的な政府とダイナミックな市場が必要であると言っているターナー卿は誠に正しいと思います。だからこそ、私たちは計画システムの改革を進め、再生可能エネルギー、原子力、クリーンな石炭の達成の明確なプログラムを定めているのです。私たちの目標を達成するために更なる行動が必要がどうかを検討するため、来春に発表する2020年から2050年までのロードマップ・プロジェクトが、7月に確立されました。」
気候変動委員会がカーボン・バジェットの進展具合について報告するのは、今回が初めてです。