2007年の英国における年金法改正により、2010年4月6日から英国基礎年金制度への受給資格要件が変更されました。その結果、英国で働いたことがあり、現在日本にお住まいの方も英国基礎年金を受給することが可能となりました。
2010年4月6日から*受給資格年数 (qualifying years) が短縮されることとなりました。これまでは、英国基礎年金(Basic UK State Pension)を受け取るためには10年以上の受給資格年数が必要でしたが、今回の改正の結果、英国年金(National Insurance contributions:NICs)を少なくとも1年間以上支払っていた方、すなわち受給資格年数が1年以上ある方は、NICsを支払った期間に応じた英国基礎年金を受け取る資格を有するようになりました。
*受給資格年数 (qualifying years) とは
英国基礎年金の受給金額は、16歳から年金受給年齢までの期間のNICs支払記録に基づいて決定されます。英国は、毎年4月6日から翌年4月5日までを税年度としており、年金受給資格年数の条件を満たすためには、例えば2009年4月6日から2010年4月5日の間、税年度毎に設定された最低年金額を支払った、もしくは支払ったとみなされる必要があります。
満額 (100%) の英国基礎年金受給資格を得るための受給資格年数が、これまでは男性の場合44年、女性の場合39年でしたが、2010年4月6日からは、男女共に30年となりました。なお、上記の変更は、1945年4月5日以降に生まれた男性、及び1950年4月5日以降に生まれた女性の方に適用されます。これより以前に生まれた方には適用されません。
日英社会保障協定に基づき英国の年金制度への加入が免除されていた期間は、英国基礎年金加入期間の算定の対象にはなりません。日英社会保障協定については、英国国税庁のサイト(英語)か日本年金機構のサイト(日本語)をご参照ください。
英国年金受給年齢とは、英国年金の受給を開始できる年齢のことです。英国年金受給年齢は、2010年から2020年にかけて女性の対象年齢が65歳へと段階的に引き上げられ、2024年から2046年にかけて男女両方の受給年齢が68歳に段階的に引き上げられます。ご自身の受給年齢はState Pension Age Calculatorによって算定できます。
英国年金受給年齢は、現在、男性は65歳、1950年4月6日又はそれ以前に生まれた女性は60歳です。
英国に滞在中、英国年金に加入していたか不確かな場合、または英国年金の受給資格があるか確認したい場合は、直接International Pension Centreにお問い合わせ下さい(連絡先は下記10.を参照)。
日本に在住されている方で、英国年金受給資格要件を満たしている場合は、日本国内のご住所をInternational Pension Centreに届け出て下さい。ご自身が英国年金受給年齢に達する4ヶ月程度前に、届け出た住所宛に英国年金申請用紙が担当局より郵送されます。
英国の銀行口座をお持ちの場合は、英国年金は英国の口座に直接振り込まれます。英国の口座をお持ちでない場合には、ポンド建ての小切手が4週ごと又は13週ごとに届け出た住所に送付されます。ポンド建て小切手の取り扱いについては、ご利用になる日本国内の銀行に直接お問い合わせ下さい。
事前に英国年金受給額(見込み)をお知りになりたい場合は、英国国税庁のサイトからCA3638様式をダウンロード(pdf)して記入し、1ページ目に記載されている宛先に送付すると、英国政府から見込み額の通知(Retirement Pension Forecast)が送られてきます。
NICsの中でも、Class 3と呼ばれる種類は、英国の非居住者になっても払い続けることが可能な場合もあります。詳細は英国国税庁のサイトをご参照下さい。
International Pension Centreの詳細は以下のとおりです。英国年金に関してご質問がある場合は、International Pension Centreにお問い合わせください。 (全て英語での対応となります)
連絡先:
International Pension Centre
Department for Work and Pensions
Tyneview Park NewcastleuponTyne NE98 1BA United Kingdom
Phone: +44 (0)191 218 7777
Email: tvp.internationalqueries@thepensionservice.gsi.gov.uk
英国年金に関する情報は、以下の英国政府ウェブサイトからもご覧になれます。