低炭素経済への移行
英国の気候変動対策と低炭素社会への移行において、ビジネスは非常に重要な役割を担っています。また、気候変動への対応は、ビジネスにとっては多くの機会を提供するものでもあります。低炭素技術は新たな市場を創出し、エネルギー効率の向上はコスト削減につながります。これは、短期的な経済回復だけでなく、今後も続く持続可能な成長と雇用を生み出し、英国の経済に貢献するものと考えています。英国の多くの企業はすでに排出削減に取り組み、低炭素経が提供する機会を活用しています。
英国の気候変動政策は、組織にとって費用対効果の高い方法で温室効果ガスの削減を実現することを重視しています。このため、欧州排出量取引制度(EU ETS)、気候変動税(Climate Change Levy)と気候変動協定(Climate Change Agreements)、炭素削減義務(Carbon Reduction Commitment)など市場ベースの政策を活用して、気候変動に対応しながら健全な競争原理を維持し、ビジネス環境を改善することを目指しています。また、特に現在の経済状態において対策をとることが難しい企業については、カーボン・トラストやスマート・メーターの設置といった、炭素の排出削減を支援する団体や制度が準備されています。
2009年7月15日、政府は、英国の低炭素産業戦略を発表しました。この戦略は、英国経済を低炭素化させるなかで、持続的成長を確保するための政策および投資の枠組みを示すものです。
戦略の発表に先立って、3月には"Low Carbon Industrial Strategy: A vision" (PDF)と題して、長期的視点にたった低炭素産業戦略の策定見通しを、産業界はじめステークホルダーに説明するための文章が発表され、日本語版 「英国の低炭素産業戦略策定に向けて」 (PDF)も作成されています。
また、英国外務省が運営するポータルサイトClimate Successでは、世界中の企業や自治体による気候変動対策、低炭素化のケーススタディを見る、あるいは登録することができます。
お問い合わせ先
英国の気候変動とエネルギー政策については、環境・エネルギー部までお問い合わせください。
低炭素への移行は、経済的チャンスでもあります