女性の平等な権利
世界で最も貧しい人々の大分部は女性です。その原因は、女性であることで直面する差別です。
女性は、同じ仕事をしても男性より報酬が少ないか、仕事をすることが全く認められていません。しかし、アフリカでは、移動する際、荷物の3分の2を運ぶのは運搬車ではなく女性です。サハラ以南のアフリカでは、女性が基本的な食糧の80%を生産しています。
学校に通う代わりに、4千4百万人の少女たちが、水汲みや家事をするために家で過ごしています。 多くの女性が暴力を受け、強姦されたり、HIVやAIDSに感染しています。出産で亡くなる母親が数多くいます。少女たちは、性的な目的のために人身売買の被害にあっています。女性活動家は、不公正な法律や慣習を変えようと戦っていますが、意思決定の過程で発言権が与えられていません。
人類の半分を占める女性にとって不利な仕組みとなっているのです。
長年、英国海外開発省は、女性や少女たちの平等な権利を向上させる努力を行ってきました。私たちは、女子の就学数を増やしました。また、職場での公正な報酬が実現するよう力を注ぎました。自らが生活する地域社会、そして、自国で、女性に発言権を持ってもらいたいと考えています。
公共生活の中で、女性がその役割を十分に果たせない状況では、国が貧困に取り組み、経済を発展させることは極めて困難です。
教育を受けた少女、女性は、より高い賃金を稼ぎ、自分や家族を貧困から脱却させるより多くの機会を手に入れることができます。
英国海外開発省の「男女平等行動計画」は、世界の貧困根絶の中心に、女性の平等な権利の実現を据えています。 2004年には、世界の6億8千万人の子供たちが初等教育を受けました。1990年に比べると8千万人以上の増加で、そのうちの4千7百万人が少女たちです。 私たちは、女性が公平な賃金を獲得できるよう、国連開発資金などのパートナーと協力して努力しています。