2008年度イベント情報
日英シンポジウム:「iPS細胞研究の展望と課題」
(毎日新聞社主催・英国大使館共催)2008年4月15日
京都大学の山中伸弥教授らは昨年、ヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)の作成に成功しました。iPS細胞は倫理的問題という面においてはES細胞よりも議論の余地が少ないとされるため、再生医療への道を切り開く事が期待されています。本シンポジウムは、山中教授のほか、英国から招かれた発生学の世界的権威ジョン・ガードン博士と、クローン羊「ドリー」を誕生させたイアン・ウィルムット博士をお迎えし、iPS細胞研究へのさらなる理解を広げる事を目的に一般向けに開催されました。
英国人ノーベル賞受賞者によるレクチャーシリーズ
(慶應義塾主催・英国大使館共催)2008年5月9日、2008年6月11日、2008年7月11日
有名な“スター”科学者を日本に招き、公開セミナーを通して英国の科学の革新性を伝えるとともに英国の強みをアピールしていきます。一連のイベントはマスコミからの注目も集めています。5月9日には2003年度ノーベル物理学賞を受賞されたアンソニー・レゲット卿、6月11日には2001年度ノーベル医学賞を受賞されたティム・ハント卿による講演会がそれぞれ行われました。7月11日には1996年度ノーベル化学賞を受賞されたハリー・クロート卿による講演会を予定します。講演会はすべて慶応義塾大学で開催されます。
詳細:http://keio150.jp/english/index.html
英国セミナー:「グローバル経済における科学とビジネス: 国際共同研究の優先分野」
2008年5月22日グローバルビジネスと科学技術研究活動が協力するために、EPSRC(英国工学・物理科学研究会議)がとっているアプローチ及び今後の拡大計画についてEPSRC会長デイヴィッド・デルピ教授が講演を行いました。
EPSRCは、英国の健全な科学・工学基盤の構築と研究成果の実用化を目的とした7つの戦略的優先分野が示された2007年12月、”EPSRC Delivery PLan 2008-11”という戦略プランを発表。デルピ教授が、持続可能なエネルギー、デジタル・エコノミー、次世代ヘルスケアなどを含む最重要分野の詳細を説明し、これらの分野で、産業界との戦略的パートナーシップがどのように拡大していくかの見通しなどについてお話しました。
EPSRC(工学・物理科学研究会議)は、英国の7つの研究会議の中で最大規模で、英国にある大学に対し研究やトレーニングに年間7億4千ポンドの資金を提供。海外の研究者と研究活動を行う英国の大学・大学の研究者を対象とした助成金システムの企業による出資と合わせた総額は3億5千ポンド以上にのぼります。日本は、EU、米国と並ぶEPSRCの重要な国際共同研究パートナーです。 (詳細は、www.epsrc.ac.uk)
英国調査団:二酸化炭素回収・貯留
2008年9月29日~10月3日英国政府は、二酸化炭素回収・貯留(CCS)技術が世界的に普及するように働きかけを強めています。一方、日本は炭素回収技術の開発で世界をリードしていますが、この分野におけるこれまでの両国の協力は限定的です。そこで、英国の専門家からなる調査団を組織し、日本の関係省庁、企業、研究機関のほか、いくつかの研究開発の現場を訪問して、日本の高い技術力を調査し両国間での協力の可能性を探りました。また、英国のCCSの戦略や現状を幅広く日本の関係者の方々に紹介するセミナーを10月3日開催しました。プレゼンテーション・ファイルはこちらから。
英国セミナー:モバイル・コミュニケーション
2008年9月9日 大阪、2008年9月11日 東京英国の最新モバイル技術を日本側に紹介することを目的に、UKTI(英国貿易投資部)と共同でセミナーを開催します。半導体、ディスプレイ等の分野で革新的な開発をリードする英国企業から最新技術を紹介します。また基調講演として、英国のワイヤレス技術研究の最前線で活躍する専門家2名、ピーター・グラント博士(エジンバラ大学)、ラジョス・ハンゾ博士(サウスハンプトン大学)が、研究動向及び英国の国際共同研究や産学連携の動向を交えたお話をします。9月9日の大阪セミナーでは、大手企業16社、また、11日の東京セミナーでは、研究者、企業を含む幅広い専門家を対象としています。
日英ワークショップ:海洋バイオリソース
2008年9月27日~10月5日海洋バイオリソース分野における日英ワークショップを英国で開催します。2007年度戦略的プログラムファンドの支援によって完了した2008年1月の英国海洋バイオリソース訪日調査団の結果を受け、今回は日本の専門家らを英国へ招き、両国の研究開発の現状や展望について議論し、協力関係の強化を目指します。
日英シンポジウム:フロンティア・オブ・サイエンス−研究所訪問
2008年10月3日~6日日英シンポジウム「フロンティア・オブ・サイエンス」のために来日するポストドクター研究者の中から希望者に対し、関心のある日本の研究機関や研究室を訪問するための国内交通費・宿泊費・諸手当(上限あり)をSPFファンドから支援します。「フロンティア・オブ・サイエンス」は2008年10月に東京で開催されるイベントで、英国王立協会と日本学術振興会(JSPS)によって開催されるものです。新進気鋭の若手研究者が一堂に会し、インフォーマルなネットワーキングとディスカッションを通じて、それぞれの研究分野における最新の動向について話し合い、他分野の最先端研究について知識を深めます。日英間における新規パートナーシップの構築、また既存のコラボレーションの強化を目的としています。
日英ワークショップ:システム・バイオロジー
来年度に延期2006年に締結された理研ゲノム科学総合研究センターとエジンバラ大学の基本協定に基き、連携強化のためのワークショップを開催します。今回のワークショップでは、医療への応用を目指して、細胞のメカニズムの解明やモデルの作成に焦点をあて、両研究所の専門家らが議論します。ワークショップ初日は英国大使館にて行われます。
英国政府主席科学顧問 ジョン・ベディントン教授来日記念講演
2009年2月12日ベディントン教授は、英国政府主席科学顧問として首相や内閣に対して直接助言を行う立場にあり、英国の科学技術政策立案を担う要職にもついています。今回の来日を記念し、気候変動をテーマとした講演会を開催します。近い将来、人類は人口増加、都市化とそれに伴う食物、水、エネルギーの確保という相互に関連した大きな問題に直面します。そして、これらの一連の問題は地球の気候変動によって更に深刻な問題となっていきます。 この大きな問題に立ち向かうには全人類が協力して全体的な取り組みを行う必要があります。今回の講演では、こうした問題の概要をお話するとともに、様々な科学分野や国がその枠を超えて協力し合うことの重要性と、この問題の解決に科学技術が果たせる役割についてご提案いたします。
英国セミナー: 英国のバイオ産業に見るイノベーション・サイクル
2008年11月19日 大阪、 2008年11月21日 英国大使館このセミナーでは、バイオ産業を育み伸ばす英国のノウハウについて紹介します。有望な研究シーズの特定方や、大学発ベンチャーを成功させるノウハウについて、アカデミック出身の起業家や第一線の研究者らが講演します。あわせて、技術移転、ベンチャーキャピタルや規制など、バイオベンチャーの起業にまつわる諸事情について、英国の事例を紹介します。ベンチャー企業の成功が難しいとされる日本のバイオ産業関係者に、またとないケーススタディの場を提供します。
日英ワークショップ:人間−コンピュータインターラクション
2008年11月18日~19日社会科学、認知科学の成果なども取り入れた最新のコンピュータ・システム及びデザインの動向について日英の研究者が研究成果を発表し、人とコンピュータの新しい関わり方について相互の理解を深めます。この分野において英国は理論、モデル開発、評価に優れ、日本は強大なエレクトロニクス産業を背景に、デバイスや新機能開発でリードしており、それぞれの補完的要素を結び付けた研究協力が今後期待されています。グラスゴー大学のマシュー・チャーマー博士が英国側代表、日本側は北海道大学准教授のアラン・ランザー博士が務めます。
日英ワークショップ&セミナー:気候モデル研究によるビジネス・リスクの回避
2009年1月26日~1月27日日英の気候予測研究者と気候変化の影響を受け易い企業や地方自治体の方々にお集まりいただき、気候変化の影響を受け易いビジネスがビジネス上の決断を行うに当たり、気候科学に関する最新且つ信頼性の高い情報にアクセスすることがどのように役立つかを考えていくワークショップを開催しました。
また、ワークショップに引き続いて、同様の趣旨で、より幅広い方々を対象としたセミナーも開催いたしました。日英ワークショップ:量子情報
2009年1月22日~23日量子コンピュータ、量子暗号、量子通信は、現在研究途上にありますが、実用化されれば処理速度などの飛躍的な向上が見込まれ、情報通信の世界に革命的変化をもたらすとされています。この分野で日英研究者が一同に会するのは初めてのことで、今後の研究協力の可能性についても討議されます。日本側は東京大学の上田正仁教授、英国側はオックスフォード大学のアーター・エカート教授がコーディネーターとして任命されています。
日英ワークショップ:ブレイン・マシーン・インターフェース
2009年2月12日
2009年2月12日に有楽町朝日ホールにおいて、日英ブレイン・マシン・インターフェース国際ワークショップが開催されました。このワークショップは、文部科学省「脳科学研究戦略推進プログラム」第一回公開シンポジウムの一環として、国際電気通信基礎技術研究所 脳情報研究所、ニューカッスル大学の協力のもとに開催され、参加者は340名を超えました。本ワークショップを契機に、日英の研究者による交換訪問、研究協力等を継続的に実現していくため、BMIに関する研究協力覚書が国際電気通信基礎技術研究所 脳情報研究所、ニューカッスル大学および自然科学研究機構生理学研究所との間で締結されました。
詳細:(http://www.cns.atr.jp/nou-ikasu/event.html#20090217)
英国調査団&英国セミナー:ロボット工学
2009年2月16日~20日日本では、複数の関係省庁による国家プロジェクトのなかで、IT技術を応用したサービスロボットの実用化を目指した新たな動きが見られます。また、英国でも近年EUの研究プロジェクトFP6に参加する研究者が増えており、医療用ロボット、救助用ロボットといった分野で特に革新的な研究が進んでいます。今回は、英国とロボット工学における共同研究の可能性を高めるために、英国のロボット専門家数が来日し、日本の最先端のサービスロボット研究に従事する研究機関、大学、企業及び関係省庁を訪問し、意見交換等を行います。また、英国調査団からの最新技術開発紹介を行うセミナー開催も予定しています。
日英ワークショップ:持続可能なバイオ燃料
未定
政府関係者、専門家、NGOなどの間で、バイオ燃料の持続可能性についての懸念が高まっていますが、英国はこうした議論を先導しています。日本は、現在のところバイオ燃料の利用拡大に慎重ですが、いくつもの企業が政府の援助を受けて第2世代のバイオ燃料の開発を行っています。こうした中、政府関係者、バイオ燃料の製造企業、ライフサイクル評価や環境影響評価の専門家など、日英の関係者を招いてワークショップを行い、技術的な視点から、サステイナブルな次世代バイオ燃料の製造と利用のあり方について議論を深める予定です。
英国調査団:日本における定置式燃料電池の普及に向けた取組み
未定日本は一般家庭に電気と熱を供給する燃料電池の普及が進んでいます。政府が主導して、燃料電池メーカーが実証試験を行い、運転データを集めて他のメーカーとも共有し、装置の性能向上に役立てています。また、補器の標準化を推進してコスト削減を図っています。こうした取組みの結果、世界に先駆けて、数年内に家庭用燃料電池の大量生産が始まる見込みとなっています。英国の政府関係者、企業や大学の研究者からなる調査団が日本を訪れ、こうした日本の取組みとその成果を学び、両国の協力の可能性を探ります。また、英国の取組みを日本の関係者の方々に紹介するセミナーも開催する予定です。