英国の名誉勲章
英国には日本と同様に勲章制度があります。人々が様々な分野で残した優秀な功績を認め、社会全体の貢献に対して感謝する、というものです。 大英勲章 (The Most Excellent Order of the British Empire) は、第一次世界大戦中に活躍した民間人の労に報いる目的で、1917年に創設されたものですが、現在では、各種分野で公共奉仕に尽くした人々に対して贈られます。近年、英国では制度の見直しが行われ、特に、際立った成果を残された人々、または、奉仕活動に尽くした人々に叙勲の栄誉を授けています。受勲者が英国人である場合は、年二回、通常 新年と6月の君主の公式誕生日に発表される叙勲者リストにて公表されます。
また、場合によって、女王陛下は英国人以外の人々に対しても、英国との関係発展への顕著な貢献を認め、叙勲の栄誉を授けます。こうした叙勲が「名誉勲章」として知られているものです。このような勲章は英国人に与えられた勲章と全く同じ地位を有するもので、名前の後に勲章の頭文字をアルファベットで記すことができます。
名誉勲章の叙勲は随時発表され、年二回発表される叙勲者リストには掲載されません。こうした勲章は、女王陛下の代理(通常は大使)によって、受勲者の国にて伝達されます。
贈られる名誉勲章は、各受勲者の貢献に対する感謝の印であり、何ら返礼を期待するものではありません。叙勲後は英国との親しい友人であり続けてほしいとの願いが込められています。ロンドンのセントポール大聖堂には、受勲者の功績に敬意を表する場所が設けられております。
日英関係の発展に対する功績により、近年 叙勲された方々は以下の通りです。
2006年
| 東京大学 名誉教授 | 三浦 登 氏 | 名誉大英勲章OBE |
| POW研究会 | 笹本 妙子 氏 | 名誉大英勲章MBE |
| POW研究会 | 田村 佳子 氏 | 名誉大英勲章MBE |
| 駐日英国大使館 領事部 | 太田 紀子 氏 | 名誉大英勲章MBE |
| 科学技術振興機構 首席フェロー | 井村 裕夫 氏 | 名誉大英勲章CBE |
| トヨタ自動車 会長 | 張 富士夫 氏 | 名誉大英勲章KBE |
2007年
| 日産自動車 社長 兼CEO | カルロス・ゴーン氏 | 名誉大英勲章KBE |
| 三越 相談役 | 中村 胤夫 氏 | 名誉大英勲章CBE |
| 小野グループ 代表 | 小野 光太郎 氏 | 名誉大英勲章CBE |
| バレリーナ | 吉田 都 氏 | 名誉大英勲章OBE |
英国の勲章制度の詳細につきましては、 英国内閣府のサイト をご参照下さい。